1. 世界の副業・個人ビジネス/ギグエコノミー動向
グローバルのギグエコノミー市場規模は、2024年時点で約5,567億ドル(約55兆円)と推計され、2033年には年平均16.18%成長で2.15兆ドルに達すると見込まれています。hostinger+1
17カ国のデータをもとにした推計では、オンラインギグワークの就業者は以下のような構成です。hostinger+1
本業としているギグワーカー:1.325億人
副業として25〜50%の収入を得ている人:1.737億人
週10時間未満の「お小遣いレベル」:1.062億人
→ 北米・欧州を含めると、世界で約4.35億人がオンラインのギグワークに関わっている計算。
米・英・加・豪4カ国の調査では、成人の約27.4%が副業を持ち、そのうち72.4%が週10時間未満の稼働。副業の主目的は62%が「収入を増やすため」。omnicalculator+1
コンサル視点の示唆
「月5〜10万円のサブ収入」「週10時間以下」で成立するビジネスモデル(デジタルコンテンツ、オンライン講座、小さなサブスク等)は、世界的なニーズと合致。
“本業にするかどうか迷っている層”がかなり厚いので、「副業→パートタイム起業→独立」のステップ設計コンテンツは刺さりやすい。
2. 日本の副業・起業の最新データ
副業の現状
doda調査(ビジネスパーソン15,000人)
「副業している」:8.4%(2021年8.0% → 2022年8.2% → 2024年8.4%と微増傾向)。persol-career.co+1
副業の平均月収:65,093円
ただし「1万円未満」が48.1%で最多。5万円以上稼ぐ層も23.8%存在。
内容トップは「サービス業(接客・販売)」21.3%、「株/FX」18.4%、「ネットビジネス(通販・アフィリ・ネットショップ運営)」10.6%。[persol-career.co]
別調査では、「現在副業中」13.3%、「過去経験あり」11.3%で、計24.6%が副業経験ありとするデータもあり、定義やサンプルによって差が出ています。[jmsc.co]
財務省の整理によると、就業構造基本調査ベースでこの10年で副業者数は4割強増加し、副業者比率も約1.4ポイント上昇。[mof.go]
→ 絶対数はまだ少ないが、「じわじわと伸びている」フェーズ。
起業意識
日本政策金融公庫「2024年度 起業と起業意識に関する調査」(回答3万4,946人)では、起業関心層のうち:
「10年以内に起業する」:15.9%
「いずれは起業したいが、時期未定」:34.0%
→ 合計49.9%が「起業したい」と回答。jfc.go+1
起業に踏み切れない理由(起業関心層)
「自己資金が不足している」:44.3%が最多
「失敗したときのリスクが不安」も上位に。[jfc.go]
実際に起業した人の動機
「自由に仕事がしたかった」:52.7%
「収入を増やしたかった」:35.6%
パートタイム起業家(副業としての起業)の動機
「収入を増やしたかった」:47.9%
「自由に仕事がしたかった」:32.4%
→ 副業起業は「収入優先」、フルタイム起業は「自由優先」の傾向。[jfc.go]
内閣府の分析では、日本は他国と比べて
「失敗の恐怖が起業の妨げ」と感じる人が多い
「ビジネスチャンスがある」「自分には能力がある」と答える割合が非常に低い
= リスク回避志向と自己効力感の低さが起業を抑制していると指摘。[www5.cao.go]
コンサル視点の示唆
日本の個人クライアント向けには、
「自己資金をかけない/低リスクの小さなデジタルプロジェクト」
「失敗してもダメージが小さいテスト設計」
を前面に出したプランニングが心理的障壁を下げやすい。
動機のデータから見ると、
副業層向けには「収入アップを具体的数値(+月3万/5万)で見せるコンテンツ」
独立志向層には「自由度・ライフスタイルのストーリー訴求」
とメッセージの切り分けが有効。
3. ネット消費行動の最新トレンド(グローバル)
検索・比較行動
大規模な「Consumer Buying Behavior Report 2024」によると:[info.intelligencenode]
33%の消費者が「価格比較のためにオンライン検索」を行う。
24%が「レビューを読むためにオンラインチェック」。
オンラインで商品検索を始める場所:
検索エンジン(Googleなど)37%
Amazonなどのマーケットプレイス:約33%
直接ブランドサイト:約11%
→ 商品認知〜比較の起点は「Google+Amazon」で約7割を占める。
検索結果の見られ方:intelligencenode+1
19%:トップ5の検索結果から選ぶ
28%:1ページ目全体を見る
53%:2〜3ページ目まで見る
→ とはいえ「1ページ目まででほぼ完結」という層が約半数。
広告 vs オーガニック:info.intelligencenode+1
20.7%:オーガニック結果のみクリック(広告は避ける)
41%:どちらでも気にしない
6.5%:広告を好んでクリック
オムニチャネル・モバイル
小売・EC向けの最新レポートでは:[retailcustomerexperience]
オンライン購入時の優先事項
便利さ:74%
使いやすさ:48%
購入までのスピード:46%
87%が「店頭でスマホで商品を調べる」経験あり
66%が「店舗で見てオンラインで購入したことがある」
→ オフラインとオンラインは完全に連続しており、「スマホでの下調べ」がほぼ標準行動。
サステナビリティ・価値観
同じく2024年レポートでは、
多くの消費者が「サステナブル商品なら追加料金を払ってもよい」と回答し、27%は「10%以上高くてもよい」と回答。[info.intelligencenode]
→ 特に欧米のミレニアル〜Z世代で顕著。
ソーシャルコマース
2024年に支出を増やす予定の人のうち、約18%は「日常的にInstagram・TikTok・Facebookなどのソーシャルメディアで購入している」と報告。[info.intelligencenode]
別の統合レポートでは、Gen Z/ミレニアルの多くが「多様性・インクルージョンに配慮したブランド」を好み、インフルエンサーやライブ配信が購買に大きく影響しているとされています。[intelligencenode]
コンサル視点の示唆
SEO+Amazon対策(または楽天・モール対策)は「集客の土台」として依然クリティカル。
レビュー/クチコミ/UGCの整備は、検索行動のデータからも「必須インフラ」。
日本の個人起業家・SMEでも、
「Googleでの指名検索時の見え方」
「レビュー訴求(Googleビジネスプロフィール/Amazon/Udemyレビューなど)」
を体系的に設計すると、少ない広告費でも効果を出しやすい。
4. 生成AI × 消費行動・マーケティングの変化
消費者側:GenAIを「検索・レコメンド」として使い始めている
Capgeminiのグローバル調査(2024)によると:[prod.ucwe.capgemini]
66%の消費者が「生成AIに推薦された商品・サービスを購入してもよい」と回答。
55%が「生成AIツールにより購買体験が向上した」と感じている。
生成AIユーザーの52%が「商品レコメンドに関しては、従来の検索エンジンより生成AIを使うようになった」。
特にZ世代・ミレニアルで、「Google検索→ChatGPT/Bing/Perplexityでの相談」にシフトする動きが強い。
マーケター側:日本企業の利用状況
Adobeの「マーケター/消費者の生成AI活用実態調査」(日米など6カ国)では:[adobe]
日本のマーケターで生成AIを活用しているのは54%(日常的29%、実験的25%)。
他国平均は約75%(インド92%、オーストラリア79%など)
日本での主な活用領域
会議の文字起こし・議事録作成:39%
データ分析・インサイト分析:37%
マーケティング文言作成:35%
ビジュアルアイデア/画像生成:27%(他国は41〜61%)
日本の中堅・中小企業における生成AI
中堅・中小企業(30〜300名)の管理職を対象にした調査では:[prtimes]
週数回以上「生成AIを日常利用している」部門・会社は19.8%にとどまる。
すでに活用している層の91.7%が「自分の業務にプラスの影響がある」と回答。
活用の進んでいる領域:
営業関連:38.3%
経営計画・事業企画:36.7%
経営管理:35.0%
マーケティング関連:33.3%
生成AIへの投資意向(利用企業)
「投資を増やしたい/大きく増やしたい」:73.1%
別の調査では、大企業の43.3%が「会社として生成AIを推進している・部門によっては推進している」と回答したのに対し、中小企業では23.4%と約20ポイントの差。大企業のほうが明確に前のめり。[webtan.impress.co]
コンサル視点の示唆
日本の中小・個人ビジネスは「生成AIのポテンシャル>実際の活用」がかなり大きいギャップ状態。
特に以下はすぐにでも提案・実装しやすい領域:
コンテンツ素案の生成(ブログ構成、メルマガ案、YouTube台本ラフ)
既存コンテンツからの再編集(要約・リライト・別媒体用変換)
FAQ/簡易チャットボットの生成
「中堅・中小企業の利用層の9割以上が業務効率化を実感」というデータを示しつつ、
“人間が最後の10〜20%を仕上げる”前提のワークフローを組む
という方針を打ち出すと、AIアレルギーの少ない導入がしやすい。
5. 日本の中小企業・個人事業主のWebマーケティング実態
デジタルマーケティングへの取り組み率
ホームページ作成サービス「ペライチ」の調査(従業員100名以下の中小事業者)では:[prtimes]
一般ビジネス層で「デジタルを活用したマーケティング活動」をしているのは 1割以下。
具体的な取り組み(一般層)
自社サイトの改善・更新:24.6%
オンライン営業・商談:10.7%
顧客情報のデジタル管理:13.2%
同じ中小でも「ペライチ利用層」では
サイト改善・更新:66.3%
オンライン営業・商談:46.8%
→ 内製ツールを持つ層とそうでない層で、取り組みの深さが大きく異なる。
経産省の調査を引用しつつ、「中小企業で何らかのデジタル化に取り組む層は約18%にとどまり、大企業とのギャップが大きい」とも指摘。[prtimes]
中小企業DX実態調査(トライベック、2024)では、DXの一環として行っているデジタルマーケティング施策として最も実施率が高い「Webサイト運営」でも5割前後。半数近くは「まともなWeb運用すらできていない」状態。atpress.ne+1
Webマーケティング投資・成果の実感
「Webマーケティング投資実態調査2025」(中小企業の経営者・役員200名)では:mapion.co+1
年間マーケ予算が100万円未満:58.5%
主要施策:SEO、SNS広告が中心。
「Webマーケ施策全体で十分に成果を実感している」:10.0%のみ。
「あまり成果を感じていない」:41.0%
「全く成果を感じていない」:23.5%
→ 64.5%が成果を実感できていない。課題として浮かび上がった3点:
低予算
ノウハウ・知見不足
改善プロセス(分析〜PDCA)の未整備
コンサル視点の示唆
こうしたデータは、まさに個人コンサル/伴走型支援の「提案の土台」として使える内容:
「中小企業でデジタルマーケに本格的に取り組んでいるのは1〜2割しかいない」
「Webマーケに投資している企業のうち、成果を実感できているのは1割」
→ “ちゃんと戦略と伴走があれば、それだけで上位1割に入れる” というポジションを打ち出せる。
予算100万円未満が6割という現実から、
「月数万円〜十数万円」で回せるスモールスタートなオンライン施策パッケージ
コンテンツマーケ+メール/LINE/CRMの設計を“長期資産”として提示
が、クライアントの現実にフィットしやすい。
6. すぐ使える「打ち手」の整理(個人・中小向け)
上記のデータから、個人起業家・中小向けにコンサルする際の“型”として使えるポイントをまとめると:
副業→パートタイム起業→独立の3ステップ設計
日本では「副業している人」8〜13%だが、「起業したい」関心層は約半数。jfc+1
「月1万円未満が半数」という実態を踏まえ、
ステップ1:月1〜3万円(テスト)
ステップ2:月5〜10万円(パートタイム起業)
ステップ3:月20万以上(独立準備)
のようにレベルデザインした教材・講座が響きやすい。
検索行動・レビュー行動を起点にしたコンテンツ設計
商品探索の70%がGoogle+Amazonで始まり、レビュー閲覧も24%が積極的。[info.intelligencenode]
ブログ/YouTube/ポッドキャストなど「濃いコンテンツ」を
指名検索(名前+キーワード)で上位表示させる
レビュー・事例インタビュー・お客様の声を意図的に蓄積する
ことで、広告偏重のDRMに頼らずに“指名買い”を増やせる。
モバイル前提・オムニチャネル前提の導線設計
87%が店頭でスマホ検索し、66%が「店で見てオンラインで購入」という行動。[retailcustomerexperience]
日本のローカルビジネス・教室・講師業でも、
Googleビジネスプロフィール
Mapアプリでの情報設計
スマホで読みやすいLP/申込導線
は、もはや必須インフラ。
生成AIを「コンテンツ制作パートナー」として位置づける
中小企業の「低予算・ノウハウ不足・PDCA不在」を補う伴走モデル
中小のWebマーケ予算は年100万円未満が約6割、成果実感は1割のみ。[mapion.co]
ここに対し、
「月数万円の予算内で、最重要KPIだけに絞ってPDCAを一緒に回す」
「社内の誰か一人にデジタル担当者を育成し、AI+ノーコードツールを渡す」
といった“伴走型DX/Webマーケ支援”は、調査レポート側でも「急務」とされている。tribeck+1
このまとめは、あえて「世界のギグエコノミー」「日本の副業・起業意識」「オンライン消費行動」「生成AI活用」「日本の中小Webマーケ実態」という5つの切り口に絞っています。
次回以降、要望どおり「毎回違う情報」にするために、例えば:
具体的な海外事例(クリエイターエコノミー/コホートベースコース/コミュニティサブスク)
日本の業種別(講師・士業・パーソナルトレーナーなど)オンライン化成功事例
AIツール別(広告運用、SEO、音声・動画制作)の最新動向
など、別の角度からの“データ+示唆”をピックアップしていきます。
2026年2月現在の、**Webマーケティング&ビジネスコンサルタント**向け最新まとめです。個人ビジネス(solopreneur、副業・起業家)、日本の個人事業主・中小企業を中心に、消費者のネット行動変化、AI活用、事例・ニュースをピックアップ。毎回異なる視点で、今回は**AIの急速な中小企業浸透**、**信頼蓄積型シフト**、**ソーシャルコマースの進化**に焦点を当てます。日本と海外の両方を織り交ぜています。
AIマーケティングツールの爆発的採用(グローバル&日本)
2026年末までに中小企業の**80%以上**がAIをマーケティングに活用する見込み。すでに**54%**が使用中で、**27%**が年内導入予定(Constant Contact調査、5カ国1500人超対象)。主な用途はトレンド分析(45%)、コンテンツ作成(44%)、画像/ビジュアル生成(40%)。AIが「偉大なる平等化装置」として機能し、個人事業主でも大企業並みのツールが低コストで手に入る時代に。
日本ではまだギャップ大。Rakuten調査で日本の中小企業AI利用はわずか**16%**(サービス業で最高21%)。しかし、グローバルトレンドが追いつきつつあり、**AIでパーソナライズ**や**自動化**が鍵。海外ではsolopreneurの**64%**が生成AIをマーケティングに活用し、業務効率化でスケールを実現(Zoom/Upwork報告)。
消費者のネット行動変化(特にネットユーザー)
2026年の消費者は「意図的支出」「価値重視」「シンプル体験」を求める。情報探しがオンラインのトップ動機になり、ソーシャルメディア広告がブランド発見の**No.1源**(特に16-34歳で34%超)。ソーシャルコマースが急伸し、2026年までにオンライン小売の**20.8%**を占める見込み。TikTok Shopのようなプラットフォームで動画駆動販売が主流、ライブショッピングが**70億ドル**規模に。
日本ではインフレ・人口減少対応で「信頼蓄積型」へシフト。広告高騰対策として、**社員インフルエンサー**発信や顔出しショート動画が急増。消費者は「公式」より「働く人のリアル声」を信頼。SNSは受動から**検索型**へ移行中、AI検索(SGE/AIO)対策が必須だが様子見多め。
日本の個人事業主・中小企業ウェブマーケティング最新事情
- **デジタル化遅れ**:一般中小企業のデジタルマーケティング実施率は**6.1%**(ペライチ調査2025)。巨大な支援余地あり。
- **信頼蓄積型戦略**:広告依存脱却で「農耕型」へ。社員がTikTok/Instagramリールで裏側発信、**人間味**重視。
- **オウンドメディア成功例**:低予算で顕在キーワード集中+ロングテール。BtoB製造業でリード5倍、人材紹介で月30件、不用品回収で月CV60件。
- **SNS注力**:2026年ソーシャル広告が優先1位(Windomアンケート)。Metaのリール主軸、YouTube効率良し、Reddit高成長。
- **副業・起業トレンド**:副業が「重要」な4理由=スキル構築、生活バランス、キャリアアップ、経済安定。AI副業ランキングでWebマーケター/ライター/動画編集が上位。ノートPC1台でオーディオブックナレーションやメルマガもニッチ高収益。
海外solopreneurトレンド
米国でsolopreneur約**25-30百万**人、経済貢献**1.7兆ドル**。AIで行政作業削減(91%)、スケール無雇用(74%)。2026トレンド:**本物志向**(過剰演出NG)、**深みストーリーテリング**、**AIを創造パートナー**に。短形式動画必須、コラボ・小規模イベント勝ち。マーケティングは「狩猟型」から「信頼蓄積型」へ。
これらの変化を捉え、**AI+人間味**のハイブリッドで差別化を。個人ビジネスは低予算でも**指名検索**増やせば大手に勝てる時代です。次回はさらに違う角度で更新します!