Webマーケティング&ビジネスコンサルタント向け最新データ・トレンドまとめ:2025年の個人ビジネス、起業、消費者行動
I. 日本と海外における個人起業・ビジネスの成長トレンド
個人起業(ソロプレナー)の急速な拡大
日本と米国では個人で事業を営む人(従業員ゼロの企業)が過去数年で明らかに増加しており、AIなど先端技術の民主化が「一人でもできること」の上限を押し広げています。
米国の状況は特に顕著です。2022年時点で米国には29.8万のソロプレナーが存在し、経済全体に1.7兆ドルを貢献しており、月間44万件以上の起業申請がなされています。これはパンデミック前の水準を90%以上上回っています。20%のソロプレナーが年間10万~30万ドルを従業員なしで稼ぎ、約75%が初年度で利益化を達成しています。
英国でも同様のトレンドが見られ、2023年のフリーランス経済は3,310億ポンドに達し、フリーランサー数は420万人に上っています。2020年から2023年で米国のフリーランサー数は90%増加し、2027年には米国の労働力の半数以上となる8,650万人に達することが予測されています。
日本の状況では、物価上昇と実質賃金の停滞が副業を促進しており、上班族が月5万円の副業収入で生活を補填している事例が増加しています。
起業支援制度と市場方向性の変化
2025年の日本の起業トレンドではAI・DX・サステナビリティ・ペット市場などが注目業種として浮上しており、小さく始めて検証する、副業から本業へ進行、ストック収入を構築するというアプローチが重視されています。
同時に、日本のスタートアップエコシステムは「量から質へ」(裾野の拡大から高さへ)という政策的シフトを見せており、起業家候補や学生の関心はスモールビジネスに回帰しつつあります
消費者行動パターンの劇的な変化
AI検索と購買行動の急速な転換
2025年の最も重要な変化は、検索エンジンからAIへの移行です。生成AI利用者の44%が検索エンジンの利用を「減らした」と回答しており、商品検索の行動が大きく変わっています。商品を探す際の選択肢は以下の通り:
Amazon 49.7%(最多)
楽天 25.7%
Google 5.3%(前年比大幅低下)
SNS検索 10代が最多
マーケティング業界では従来のSEOに加え、**GEO(生成エンジン最適化)やAIO(AI最適化)**と呼ばれる新たな対策が急務となっています。AIが商品リサーチから購入判断までを担うようになり、ウィッシュリスト作成にChatGPTを活用する消費者も増加しています。