デジタル化とオンライン・オフラインの融合
コロナ禍の変化が定着し、ネットショッピングとオフライン購買の使い分けが最適化されている。特に情報収集段階では、Web検索・レビュー・SNSが3割以上の利用意向を占め、テレビや新聞などのオールドメディアは2割程度に縮小している。
4. 体験消費への再評価
ネットショッピング支出は堅調(月平均24,928円、前年比8.3%増)だが、同時に「体験」がモノを超える価値を持つようになっている。宿泊やレジャー支出の堅調さが、単なる「モノ消費」から「体験消費」へのシフトを示している。
【III】SNS・デジタルマーケティング戦略の進化
1. TikTok Shop日本本格始動による市場転換(2025年6月)
ソーシャルコマースが爆発的に拡大している。TikTok Shopは発見から購入までのシームレスな体験を実現し、個人事業主にとって新たな販売チャネルとなった。
TikTok Shopの主要機能:
Showcase(商品ショーケース):プロフィール表示で一覧購入を促進
ショッピング動画:エンターテインメントと購買が融合
ライブショッピング:リアルタイム商品紹介と即購入
Shopアフィリエイト:セラー×クリエイターの成果報酬モデル
ライブコマースの加速
2025年以降も成長が見込まれるが、視聴者エンゲージメント維持には新しい技術と体験設計が求められる。AR技術、AI による商品提案、リアルタイムな顧客対応が差別化要因となる。
【IV】クリエイターエコノミーの拡大と収益化パターン
1. 複数プラットフォームでの収益化が常態化
YouTube、note、Substack、TikTok Shopといった複数プラットフォームを組み合わせた収入源の多層化が、個人ビジネスの安定性向上の鍵となっている
ブログ・有料記事の収益化ロードマップ
初期段階から12ヶ月の成長パターンが明確化している:
1-3ヶ月:基盤構築(0-1,000円)
4-6ヶ月:SEO評価獲得(1,000-10,000円)
7-9ヶ月:収益化本格化(10,000-50,000円)
10-12ヶ月:安定収益(50,000-100,000円)
key success factors:
アフィリエイト:最も収益性が高く、売り込み感のない情報提供が効果的
独自商品販売:情報商材、オンライン講座で最高利益率を実現
企業タイアップ:ブログ信頼を活かした記事依頼、商品紹介
3. note vs Substack の棲み分け
国内と海外で異なるコンテンツニーズが浮き彫りになっている:
note(日本):副業・スキルアップ、メンタル・キャリア支援が最も支持。読者は「ここでしか読めない」「この人から買いたい」という独自性を求める。
Substack(海外):ニュース、政治、カルチャー評論、専門知識が主力。読者は信頼できる深いコンテンツに定期的に対価を払う傾向が強く、CPM(Cost Per Mille)が高い。
クリエイターエコノミーの海外展開
2025年のグローバルビジネストレンドとして、個人のクリエイティビティを活かしたビジネスモデルの拡大が加速している。日本のコンテンツ産業や職人技術は海外で高く評価され、越境ECやクリエイターエコノミーの波に乗ることで、新たな収益機会が創出可能である。
2. カナダでの起業フレームワーク
バンクーバー周辺での起業を検討する場合、複数のビザプログラムが用意されている:
BCPNP起業家カテゴリー(BC州):
Base Category:必要資産60万カナダドル、最低投資20万カナダドル
Regional Pilot:30万カナダドル資産、10万カナダドル投資(低予算オプション)
Strategic Projects:企業幹部向けプログラム
個人事業主(Sole Proprietorship):カナダでは最少手続きで個人事業主として登記可能。フリーランサーやオンライン起業の入口として活用できる。
1. AI抵抗感の世代差
生成AIを活用した広告について、全体では「抵抗感がある」が37%で「抵抗感がない」の22%を上回っているが、15~34歳の若年層では抵抗感が少ない傾向。デジタルネイティブと新技術受容度の相関が明確。
2. 情報収集媒体の急速なシフト
「今後3年以内に利用が増加すると思う情報収集手段」で、Web検索・レビュー・SNSが3割以上を占める一方、テレビ・新聞は2割程度。従来型メディアの衰退が加速している。
3. 推し活と承認欲求による消費加速
Z世代ではSNS上での「いいね」や共感コメント→購買意欲の直結化が顕著。自己表現の一部としての消費が加速する傾向、および SNS依存リスクも同時に浮上。
【VIII】個人ビジネス従事者が着眼すべき戦略ポイント
1. コンテンツマーケティングの継続的価値
ブログ、YouTube、ポッドキャストといった「資産型で濃い情報を出せる媒体」は、短期的なトレンド追従より長期的な信頼構築に有効。特に E-E-A-Tの蓄積が検索評価と購買に直結する環境。
マルチチャネル展開の最適化
単一プラットフォーム依存は避け、主軸媒体(YouTube、blog、note)と補完媒体(SNS、TikTok)の役割分担を明確化することが必須。各媒体のアルゴリズムと消費者行動に基づいた導線設計が差別化要因。
3. UGC と インフルエンサーマーケティングの使い分け
インフルエンサーへの過度な依存から脱却し、一般ユーザーコンテンツの仕掛けと成功事例の設計が重要。特にZ世代への訴求では「リアルな声」と「身近なコミュニティ」の力が優位。
4. AI活用型サービス化
AI ツールを内製化し、AIコンテンツマーケティング、AI SEO、AI SNS管理といったサービス化を検討する余地がある。クライアント企業の「AI導入相談」ニーズが急速に高まっている。
高単価化と収益安定化
複数の収入源(広告、サブスク、商品販売、コンサルティング)を組み合わせることで、プラットフォーム依存リスクを低減。特にサブスク型(note月額、Substack、YouTube メンバーシップ)の積み重ねが月次安定収入を実現。